子連れ旅行のすすめ

私は子どもが小さい時から旅行に連れていくようにしてきました。今回は「子連れ旅行のすすめ」と題して、子連れ旅行が子どもにどのような影響を与えてきたと思うか、それから、子連れ旅行をする際にどのような点に配慮したら良いかについて、記事にしてみたいと思います。

子連れ旅行が子どもに良いと思う理由

好奇心が広がっていく

旅行に行くと普段の生活では見られないものを目にしたり、新しい経験を積むことが出来ます。

例えば、普段は街の中でビルに囲まれて暮らしている子どもも、山に行けば普段は聴くことが出来ない鶯の鳴き声を聴いたり、山の上からの景色を眺めることが出来るでしょう。海に行けば魚を見つけたり、砂浜で砂遊びをしたり、裸足で海に入ってみたり、海でしか体験できないことが沢山できます。

「こんなことあんなこと、もっとやってみたい!」という好奇心が、積極性主体性を伸ばしていくと思います。

社会性を身に着けられる

公共機関を利用する練習

旅行に行くと、普段乗らない乗り物にも乗ることになります。我が家は車を所持していないので、家族でどこかに行く時は大体公共機関を利用します。我が子は自閉症があり、特別支援学校の小学部に通学しておりますが、学校でも電車の乗車学習があります

改札の通り方

電車やバスに乗車する際には改札を通ったり、入口で整理券を取ったりします。これも練習です。学校でも実際に電車に乗車する前に、先生が作ってくださった模擬的な改札でカードをタッチしたり、切符を挿入したりする動作を楽しい雰囲気の中で練習しています。家庭でも電車やバスに乗る際には、声をかけたりしながら動作を促し、繰り返し体験します。

電車やバスでの過ごし方

電車やバスに乗ったら、静かに過ごす必要があります。

幼児期であったり、障害があったりで静かに長時間座っているというのは難しい時もあります。しかし、丁寧に伝え、お行儀よく過ごすことが出来たら褒めてあげて、少しずつ静かに座っていられる時間を伸ばしていけるように体験を積み重ねていきます

旅行の計画を立てる際には、何時に乗り物に乗るのか、どれくらいの間乗車するのか、トイレや食事、就寝時間は確保できるのかなどを事前に調べて、子どもにとって無理のない計画にすることが大切です。

子どもが機嫌を損ねたりパニックになる場合は?

子どもが機嫌を損ねないように、持ち運びの出来るおもちゃや絵本、タブレットなどを用意しておきます。しかし、それでも愚図ったりした場合は、可能な場合は乗り物から下車してきました。周りへの配慮で親は困憊してしまいますが、静かに声をかけながら子どもの様子を見守ります。無事に乗り物に乗れた時には沢山褒めます。

子どもが眠くなる時間なども考慮して乗り物に乗せる時間を計画することが大切です。

レストランでの食事も体験学習

外食も子どもの社会性を伸ばす経験になると思います。特別支援学校でも校外学習でレストランに行く機会があります。特別支援学校小学部の高学年になっている我が子は、現在では静かにレストランで食事をすることが出来ています。

レストランで子どもが不機嫌になる場合は?

子どもが小さい頃を思い出すと、外食が一番難しかったです。我が子は自閉症で強い偏食がありました。お腹が空くとイライラしがちなので、外食をする際にはヒヤヒヤしました。それで、可能な場合は、キッチン付きのコンドミニアムに宿泊することが多かったです。キッチンがある場合にはお米を持って行ったり、材料を現地調達して調理をしてきました。調理が出来ない場合には、電子レンジで温められるパックのご飯やふりかけ、即席みそ汁などを旅行に持って行っていました。ラップを持って行くとおにぎりも作ることが出来るのでお勧めです。

ホテルや旅館などでの宿泊体験

旅行に行けば、普段とは違う慣れない場所(ホテルや旅館)でお泊りをする機会も出てきます。特別支援学校でも宿泊体験の機会があるように、障害がある子どもにとっても宿泊体験はとても大切です。

私はあまりアウトドア派ではないのでテントで寝ることが好きというわけではありませんが、子どものためにテント泊の練習もしました。万が一に災害が起こった時、子どもが慣れない環境の中でも寝ることが出来るようにと機会を作りました。テントを張ったり片付ける際には子どもの様子にも目を配らないといけないので、テントはワンタッチで設営できるような簡単に張れるテントが良いと思います。アウトドアは親も慣れていないと難しいので、子どもに自閉症など障害がある場合には、学童期になって子どもに体力がついてきてから、そして簡単な意思疎通が出来るようになった頃の方が私はお勧めです。

子どもが慣れない環境を不安に思う場合は?

我が子は自閉症があるので、慣れない環境が苦手です。自閉症の場合、見通しのつかない行動も苦手なので、外泊をする際には「今日はお泊りするからね、ここでねんねだよ」と事前に伝えるようにします。

コミュニケーションが苦手で、こちらが伝えていることの意味が分かっているのか分かっていないのか分からない段階でも、話かけてあげることが大切です。我が子は乳幼児の頃は全く言葉を理解している様子がなく、私はいつも「言葉が出てきますように」と祈っていましたが、今ではよく理解して私の言葉に対応し、簡単な言葉で気持ちを伝えてくれます。言葉は蓄積されているものです

子どもが不安に思っている時には、落ち着いたトーンで言葉をかけて、抱っこをしたりスキンシップをとったり、静かに見守ったり、その子が落ち着くように対応してあげてください。

変化への柔軟性が育まれる

旅行をすることで、変化への柔軟性が生まれると思います。

子どもが幼稚園年長の頃、我が家は飛行機で国内旅行に行きました。行きは天気が良かったのですが、帰りは台風の進路が予報より早まったため、飛行機が欠航になりました。その際、どうしてもその日に帰らないといけなかったので、急遽交通手段を特急と新幹線に変更して帰路に着きました。急に飛行機に乗れなくなったこと、そして家までの移動時間が長くなったことを私はとても心配しましたが、子どもはすぐに受け入れて、約6時間も静かに新幹線に乗っていることが出来ました。この時、我が子をとても頼もしく思い、成長を感じることが出来ました。

自閉症の子どもは変化に対して柔軟に対応するのが苦手と言われていますが、自分の気持ちを安定させる理性の発達も促してあげることが出来ると感じました。自分の気持ちを切り替える練習になった旅は、療育そのものであると思いました。

子連れ旅行が親にも良いと思う理由

家族の思い出が出来る

子連れ旅行をすることで、家族のかけがえのない思い出が出来ます。日々の日常から解放されて、知らない土地で家族の濃密な時間を過ごすことが出来ます。自然が多いところに行けば、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。それでも、子連れ旅行は親は大変だという面もあるかと思いますので、子連れ旅行を楽にするヒントを挙げてみます。

子連れ旅行を楽にするヒント

荷物を軽くするには?

子連れ旅行をする際、子どもが幼くて荷物を持てない場合は、子どもの荷物も親が持っていかなければなりません。子どもの荷物には、衣服、(必要があれば)おむつ、食事用品、歯ブラシ等衛星用品、パックのご飯等軽食、おやつ、気晴らしになるおもちゃや絵本等があります。この中で多いのは衣服とおむつです。

衣服を減らすためにも、洗濯機があるコンドミニアムに泊まることが出来ればとても安心です。子どもは服を汚したり濡らしたりすることも多いので、着替えはすぐ出せるようにすることと、気温の変化に対応できる服装に出来るかをよく吟味することがとても重要です。

私は荷物をバックパックに入れるのをお勧めします。飛行機の機内に持ち込めるサイズのバックパックだと、飛行機から降りたらすぐに空港から出ることが出来ます。また、バックパックだと両手が空くのでその点もとても安心です。

イライラしない旅先は?

どこに行くかということがとても重要です。私の経験では都市に行くより自然が豊かな場所に行く方が親子共々リラックスして過ごせます。

都会は目からも耳からも刺激が多く、自閉症の子どもはそういった刺激に対して疲れを感じやすいように思います。そして都会は人が多いので、子どもが迷子になったりしないように親も常に目を光らせておく必要があり、親も疲弊しやすいです。

しかし、自然の多い広々したところでは子どもを目で追うのも都会にいるよりは楽だと感じます。我が子だけではなく、私が幼稚園や保育園で働いて見てきた子ども達も、広いところで伸び伸びと過ごしている時に生き生きしていると感じました。

まとめ

旅をすると大人ももちろんのこと、子どもも多くのものを学び吸収して、成長します。これから、これまでの子連れ旅行で子どもがどこでどのように楽しみ成長したのかについて書いていこうと思います。

読んでくださり有難うございました。

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