子連れ旅行、ポルトガルのポルトの旅について

今回はポルトガル第二の都市、ポルトの旅について綴らせていただきます。

飛行機でポルトガルのポルトへ

我が家は飛行機でポルトガルのポルトまで行き、ポルト空港(フランシスコ・サー・カルネイロ空港)からポルト市内のトリンダーデ駅(Trindade)まで地下鉄で行きました。ポルト空港からポルト市内までは約15㎞と割と近く、地下鉄で約30分で到着します。

ポルトガルには真冬に行きました。航空券がめちゃくちゃ安かったのです。ポルトガルは冬もそんなに寒くないのですが、12月から2月頃まで雨季で雨が降ったりやんだりします。
地下鉄。ポルトは治安がとても良いです。安心して地下鉄にも乗れました。地下鉄と言っても、地下を走るのはポルト市内中心部だけで、それ以外のエリアは地上を走っていました。

ポルトの観光

ポルトガル概要

ポルトガルがあるイベリア半島は711年からイスラム王朝に統治されていましたが、キリスト教国家による国土回復運動(レコンキスタ)により次第にキリスト教国家の国土が回復していきました。1143年、ポルトガルはキリスト教国家のカスティリャ王国から分離独立する形で誕生し、1249年にポルトガルのレコンキスタは終了しました。その後、ポルトガルの首都リスボンは北ヨーロッパや地中海の貿易の中継地として栄えました。

ポルトガルはスペインより一足早く国土回復運動が終了したので、スペインより早く大航海時代を迎えました。初代ポルトガル国王の王子であるエンリケ航海王子(1394〜1460)はアフリカ西岸のヴェルデ岬などアフリカ西岸の航海を推進しました。また、1488年にはバルトロメウ=ディアスがアフリカ大陸南端の喜望峰に到達しました。そして、1498年にはヴァスコ=ダ=ガマがインドのカリカットに到着したことで、ポルトガルは東回りのインド航路を手に入れ、香辛料の貿易などで多くの利益を得ることが出来ました

1543年にはポルトガル人が日本の種子島に到着し鉄砲が伝えられ、1549年にはフランシスコ=サビエルが鹿児島に到着し、日本にキリスト教を伝えました。

みどり
大航海時代から、日本の歴史にヨーロッパの歴史上の人物が関わってくるところが面白いですよね。

ポルト観光

ポルトの旧市街地は1996年にユネスコの世界遺産に登録されています。ドウロ川の両岸に白壁にオレンジ屋根の家々が立ち並んでいて、ジブリの「魔女の宅急便」のモデルの町とも言われています。

ドウロ川沿いの町並み、とても情緒があって素敵です。冬だったのでお日様が出たかと思うとすぐに霧雨が降ってくるようなお天気でした。青い空の貴重な写真の一枚です。

ドン・ルイス1世橋

ドウロ川にはドン・ルイス1世橋が架かっています。ドン・ルイス1世橋はパリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルの弟子の一人、テオフィロ・セイリグが設計し、1881年から1886年にかけて建設されました。ドン・ルイス1世橋は2階建て構造になっており、上層はメトロと歩行者、下層は自動車と歩行者が渡ることが出来ます。

ドン・ルイス一世橋を眺めたところです。「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」として世界遺産にも登録されています。
ドン・ルイス1世橋を下から眺めたところです。やっぱりエッフェル塔っぽいですよね。

 

橋の上を歩いてみました。地下鉄がすぐ目の前を走っていました。
お天気が晴れたり曇ったり。霧雨が降ったりやんだり。
晴れてきました!ドン・ルイス1世橋からの眺めです。
とても素敵な町です。

サン・ベルト駅

ポルトにあるサン・ベルト駅は構内に2万枚のアズレージョ(スペイン・ポルトガルで生産されているタイル)が貼られていて、とても美しい駅です。

駅構内に青い絵柄のタイルが貼られていました。
タイルで大きな絵が描かれていました。
アズレージョはポルトガルの駅や教会、普通の家の壁など様々なところで見られます。ポルトガル建築の重要な要素となっています。
教会で見られるアズレージョ。青いタイルの教会は、ポルトガル以外ではなかなか見られないと思います。
家の壁に貼られていたタイルを拡大して写真に撮ってみました。とても可愛いタイルです。

リベイラ地区観光

ドウロ川沿岸のリベイラ地区には、カフェやお土産屋さんが並んでいます。ドウロ川の遊覧船に乗って観光することもできます。

乗り物好きの子どもがいるので、遊覧船に乗ってみました。
遊覧船でポルトの町を眺めました。
ドン・ルイス1世橋の下をくぐりました。間近で観られて迫力ありました!

ポルトの町歩き

ポルトは坂道が多いです。
町には路面電車が走っていました。ノスタルジックな雰囲気です。

ポルトガルの宿

ポルトガルではドウロ川を眺めらえる部屋に泊まることにこだわりました。ポルトガルは物価が安いので、結構安くアパートを借りることが出来ました。

窓からドウロ川を眺めることが出来てとても素敵でした。
窓からの眺めです。ポルトは町歩きの旅でしたが、治安も良くてのんびりした町だったので、とてもリラックスして過ごすことが出来ました。
ドウロ川の夜景もとても綺麗でした。

ポルトガルの名物料理

ポルトガルでは日本以上に魚がよく食べられているそうで、魚料理が沢山あります。魚に塩を振って焼いたようなシンプルな味付けの料理が多いです。白身魚のフライもとても美味しかったです。海に面したポルトガルでは新鮮なお魚が沢山とれるので、低価格で美味しい魚料理が沢山食べられました。

さっぱりしていて、日本人に馴染みやすい味だと思いました。お醤油かけたくなりました。ポルトガルの主食はお米です。偏食のある我が子も美味しそうに食べてくれたのが良かったです。
みどり
日本でもおなじみのエッグタルトもポルトガルの名物です。私も一つ食べました。

ポルトガルのお土産

ポルトではあちこちでニワトリの置物が売られていました。「ガロ」という伝統工芸品で、ポルトガルでは縁起物だそうです。

色々な色のガロが売られていました。私は黄色のガロをお土産にしました。

まとめ

ポルトは治安が良くて、物価も安くて、食べ物も日本人好みでとても旅行しやすかったです。ただ、冬は霧雨が降ったりやんだりするので、行くなら夏の方がお勧めです。

ポルトガルはスペインのすぐ隣にあるのに、ありがとうは「オブリガード」です。イタリア語の「グラッチェ」とスペイン語の「グラシアス」とは全く似ていないのが不思議です。

「オブリガード」はむしろ「ありがとう」の方が似ている気がします。やっぱり、ポルトガルってなんとなく日本に似ているところがある、そう感じました。

ポルトガル料理の主食はお米で、シーフードが豊富。日本人のお口にも合いやすく、ほっとする味だと思います。

ヨーロッパの旅行で日本が恋しくなったら、ぜひポルトに行って美味しい魚料理を食べてください。

読んでくださり有難うございました。

ブログランキング・にほんブログ村へ