私はハーブティーがとても好きです。ちょっと休憩したい時にいつもハーブティーを飲んでいます。好き嫌いの多い自閉症の我が子もハーブティーが好きなようで、私が飲んでいると自分で注ぎ、横で美味しそうに飲んでいます。
ハーブティーは心と体がリフレッシュしてとても良いので、ハーブティーについてご紹介させていただきたいと思います。
ハーブティーの心身への効能
ハーブティーの効能
ハーブティーは昔からヨーロッパで親しまれてきましたが、元々は家庭の常備薬的な役割がありました。ハーブの種類によって効用が異なり、次のような様々な効能があります。
- 消化を助ける
- 食欲を増進させる
- 疲労を回復させる
- 精神をリラックスさせる
- 血液の循環をよくする
- 発汗を促進する
- 鎮静効果
なお、ハーブの中には子宮収縮作用や通経作用のあるものもあります。嗜好品としてハーブティーを飲む分には適切な量を守れば問題は無いと思われますが、念のため、妊娠中の母体はデリケートですのでお控えください。
ノンカフェインでリラックス
ハーブはノンカフェインです。カフェインは覚醒作用があり、眠気覚ましとしての効果が期待できます。しかし、私の場合は日々の育児で疲れやすく、毎日ぐっすり眠って心身を回復させることが重要なので、ノンカフェインの飲み物の方が適していました。ハーブティーには自律神経を整える効果や鎮静効果があるものがあり、飲むと熟睡できることが多いです。
コーヒーを飲むならカフェインレスのものの方が私の体質には合っているようです。
ハーブティーの淹れ方
基本のハーブティーの淹れ方
1.ティーポットとティーカップはあらかじめ温めておきます。
(私は割と大雑把なので、そんなにこだわって淹れないことが多いです。)
2.ハーブを適量、ポットに入れます。一度沸騰させてから少し置いたお湯を注ぎます。
- ドライハーブを使って一人分のハーブティーを淹れる場合は、ティースプーンに約1杯で1人分です。ポットの大きさによって調節します。
- フレッシュハーブを使って一人分のハーブティーを淹れる場合は、ティースプーンに約3杯で1人分です。
フレッシュハーブはハーブを摘んだらさっと洗い、水気をきります。枝が固いものは葉だけを使います。
3.香りを逃さないように素早くふたをして、3〜5分おきます。その後、茶こしでカップに注ぎます。
- 濃いめのハーブティーを淹れたい場合は、抽出の時間を長くするのではなく、ハーブの量を増やします。時間が長すぎると、ハーブ独特の風味が損なわれます。
ホットでもアイスでも
すぐに飲む場合は、倍程度の濃度でハーブティーを淹れて、氷を入れたグラスに注ぎます。
一日分を作る場合には、ハーブティーを淹れて5分ほどおいたらこして、粗熱がとれたところで保存用容器に移して冷蔵庫で冷やします。なるべくその日のうちに飲み切ってください。
ミルクティーにしてもレモンティーにしてもOK
ハーブティーはミルクやレモンとの相性もよく、ミルクを入れるとマイルドに、レモンを入れると爽やかになります。レモンはほぼどのハーブティーにも合います。ミルクティーは実や種を用いたティーとの相性が抜群です。ちなみに、我が子は豆乳を入れます。ルイボスティーに豆乳を入れると、「ミルクティー飲む」と言って、好んで飲みます。
ただし、ハイビスカスのような酸味のあるティーにミルクを入れると、分離してもろもろしてしまうのでご注意ください。
ハーブの選び方
効能に合わせて選ぶ
※ハーブティーは日常の健康管理に役立てるという意味合いでお使いください。体調不良の場合には医療機関にご相談ください。
- 頭痛を和らげたい時
ミント類、カモミール、マジョラム、ラベンダー、レモンバーム、ローズマリーなど - 鼻づまりを緩和したい時
ミント系、レモン系、ローズマリー、ユーカリ、ラベンダー、パインなど - 風邪の症状を緩和したい時(体を温め発汗作用を促す)
カモミール、シナモン、ジンジャーなど - 体を元気づけたい時
カモミール、バジル、ローズマリー、ローズヒップ、オレガノ、レモンバームなど - 利尿作用をもたらしたい時
ローズマリー、ローズヒップ、ハイビスカスなど - 咳を鎮めたい時
オレガノなど - 便秘を解消したい時
ローズヒップ、ハイビスカスなど - 喉が痛い時
オレガノ、セージなど
生活シーンに合わせて選ぶ
モーニングティー
寝起きを爽やかにしてくれるモーニングティーには次のようなものがあります。
- ミントティー
スペアミント、ペパーミントなど。複数のミント類をブレンドしても美味しいです。 - レモンフレーバーティー
レモングラス、レモンバーム、レモンベーバナなど。ブレンドしても爽やかで素敵。
レモングラス、私も大好きです。
ティータイムにお勧め(疲労回復)
- ローズマリー、ローズヒップなど
ローズマリー、ローズヒップはビタミンCが豊富です。子どもを外に連れ出して紫外線を浴びた際にもお勧めです。少し酸味があります。
食後にお勧め
ハーブティーには消化を助ける効果があります。お口の中もすっきりします。
- ミント、レモンバーム、セージ、カモミールなど
- ミント系+フルーツの皮
カモミール、レモンバーム、ミントなどにフルーツの皮を入れても美味しいです。
寝る前のリラックスに
- カモミール、ラベンダー、ホップ、レモンバームなど
※ホップはビールにも使われているハーブです。やや苦味があります。ホップは鎮静作用や催眠作用があります。
ハーブティーの色でも選べます
- グリーン・イエロー系
ミント、レモングラス、ローズマリー、タイム、レモンバーム、カモミールなど - 紅色系
ハイビスカス、ローズヒップなど - ブルー系
マロウ、ラベンダーなど
まとめ
日々、家事や育児やお仕事だったり介護だったり、大人の生活は慌ただしいですね。でも、ちょっとだけでも一息入れると元気が回復します。
ハーブティーは依存性もなく、カフェインレスだから、朝の寝起き、昼のティータイム、寝る前の一杯と何度飲んでも大丈夫です。シーンに合わせて、気分に合わせて、ハーブを選んだり、組み合わせたりして飲むことが出来るので、すごくバラエティも豊富で楽しいです。
ハーブを育てるのも楽しいです。我が家でもベランダに緑があって気分が安らぎます。我が家の場合、土いじりが大好きな自閉症児がいますが、ベランダで育てているハーブの土は触りません。ハーブは摘んで飲むものだから大切だと認識しているのだと思います。それも成長でしょう。何より、嬉しそうに我が子がポットからカップにハーブティーを注いで飲んでいる姿を見ると微笑ましいです。私と趣味を共有しているんだなと感じます。
ハーブティーでほっと一息、ご自愛ください。
読んでくださり有難うございました。