以前、食べたはまぐりの貝殻を使ってお雛様を作りました。とても可愛らしく出来合たので、作り方をご紹介させていただきます。
はまぐりのお雛様の作り方
準備するもの
- はまぐりの貝殻
- 紙やすり
- 木工用ボンド
- 白い紙、筆記用具(デザインするため)
- アクリル絵の具
- 絵の具を溶かすための少量の水
- アクリル絵の具用の細い筆、ニス用の筆
- 水性ニス
- ネイルシール
- 40Lごみ袋やラップ、ティッシュ、絵具を乗せるお皿(プラスチック等なんでもOK)
はまぐりのお雛様作りの手順
食べたはまぐりの貝殻を洗って天日干しする
はまぐりを食べたら、しっかり洗って綺麗にしてください。そして、貝殻をお天気の良い日にしっかり乾かしてください。私は念のため1日天日干ししてから、数日風通しの良いところに置いておきました。
乾いた後、蛤の表側がざらざらしていたら、目の細かい紙やすりで軽くやすりがけしてください。紙やすりは100円ショップで買いました。
貝殻の表と裏をボンドで貼り付ける
ぴったりと合う蛤の表と裏を食べる前のように合わせて、接続面をボンドで貼って乾かしてください。
デザインする
まず、白い紙にどんなお雛様を作りたいかを考えてデザインします。
白いアクリル絵の具で貝殻全体を塗る
まず、白いアクリル絵の具で貝殻を一度全部塗ってください。貝殻の柄がまだ見えていたら、乾いてから2度塗りしてください。貝の表面の柄が見えなくなるように厚塗りします。
絵の具で作業していると机を汚してしまったり、片付けが面倒だったりするので、私は机に予め40Lの大きいポリ袋を机にかけておきます。
また、プラスチック製の食器や、あまり使っていないお皿の上にラップを敷いて、その上に絵の具を使いそうな分だけ乗せて、お水でしめらせた筆で少しづつ絵の具を溶いて塗ると、片付けが楽です。塗り終えたら、ラップをはがして捨てることが出来ます。(パレットに絵の具を直接乗せてしまうと、パレットを洗う時に絵の具で汚れた水を排水溝に流してしまうし、排水溝も汚れてしまうので、少量のラップの上に絵の具を乗せて、ラップごと捨てる方がいいかなと私は思います。アクリル絵の具はアクリル樹脂製なので、そのように使いました。)
お雛様の顔や着物を描いていく
アクリル絵の具を使って、お雛様の顔や着物を描いていきます。アクリル絵の具を塗る時には水は少量にしてください。水が少量だと塗りやすく、乾きも早いです。はまぐりの両面を塗らないといけないので、片面を塗ったら乾かして、乾いたら裏返してもう片方の面を塗ってください。
顔と着物の比率などを鉛筆で薄く下絵を描いても良いと思います。私は鉛筆で汚れるかなと思ったので、いきなり絵の具で描きました。顔を描くのは細かいので緊張しました。
ピンク色の頬は、薄く絵の具を指人差し指の指先に着けて、ポンと乗せました。
細かい柄はネイルシールを貼る
着物の細かい柄はネイルシールを貼ってみました。自分で描ける方は絵の具で描いても良いと思います。
両面の絵が描けたらニスを塗ります。
両面の絵が描いてよく乾いたら、表面に水性ニスを塗ります。ニスを塗る時には、片面を塗ってよく乾いたら裏返してもう片面を塗ってください。私は艶々にしたかったので、ニスを2度塗りしました。ニスを厚く塗ると傷もつきにくいと思います。
お雛様の周りの飾りを作る
お雛様とお内裏様の周りに飾るための飾りを作りました。貝殻の内側を金色のアクリル絵の具で下絵を塗って、その上に桃や桜の花などを描きました。外側は何も塗らず、貝の柄を残しました。絵の具の作業が終わったら、内側の絵の具が塗ってある部分にニスを塗りました。周りの飾りはあってもなくても良いと思います。
残った貝にちりめん生地を貼っても可愛いです
貝殻の表面にボンドを塗って、ちりめん生地を貼り付けます。生地を貼ったら2枚の貝を合わせてボンドで貼り付けます。私は鈴にしたかったので、紐に鈴を付けて結び、鈴を貝の中に入れて、結んだ紐の輪の部分を少し上に出した状態で、貝をボンドで貼り合わせました。貝と貝の継ぎ目にもボンドを塗って、紐を一周貼り付けます。
まとめ
以前、親の還暦祝いをした時に蛤のお吸い物を一緒に食べました。その時に残った貝殻でお雛様を作ってみました。あの日からあっという間に数年経ちましたが、自分が作ったお雛様を見る度にあの日のことを思い出します。これからも雛祭りの度に、自分で作ったお雛様を見て、両親の様子を思い出すと思います。
雛祭りの時に親子で蛤を食べて、その残りの貝殻で一緒に作ったら、親子の素敵な思い出になると思います。貝殻も捨ててしまえばゴミにしかならないですが、お雛様にしたら宝物になります。
もしご興味を持っていただけたら、ぜひ作ってみてください。
読んでくださり有難うございました。