ワクチンってどうなんだろう。mRNAワクチンは本当にDNAに影響を与えないのだろうか…と怖がっていた私でしたが、2021年8月、日本でもデルタ株に感染する人が爆発的に増えてきたので、大慌てで予約して、私も一昨日自衛隊でワクチンを接種して来ました。
ワクチンを打つか打たないかを決めるために高校生物を学び直し
mRNAってなんだったっけ…。
私は高校生の時は理系コースを選択していて、生物と化学を履修していました。
(文転して大学では法学部で法律を勉強しました。)
トライの授業を観て、mRNAのことを思い出しました。私が高校生の時に勉強したことは、この動画の内容と同じでした。
私が高校生物で勉強したのはもう20年以上前のことです。20年以上前の高校生物の教科書に既にRNAの塩基配列のこと等が載っていたということは、現在の遺伝子研究はそれからかなり進んでいて、2020年にmRNAのワクチンが実用化されていても当然といえるほど時間が流れているのだと実感しました。
mRNAワクチンを接種しても、体内に入ったmRNAはリボソームでタンパク質合成されて新型コロナのスパイクが出来た後は分解されてしまい、また、mRNAはDNAのある核に入ることが出来ないということが分かったので、私はワクチンを接種しようと決断しました。
ワクチン接種決断したけれど、自治体のワクチン予約が出来ない!
もっと早く調べて決断すれば良かったです。7月上旬にワクチン接種のクーポンが自宅に届いてから、放置してしまいました。これは失敗でした。様子見しようとしていたのもあるのですが、もう既に世界中で何十億回と接種されているのだから、アナフィラキシーを起こす原因とされているmRNAを包んでいるポリエチレングリコールにアレルギーが無いのであれば、早く調べて予約すれば良かったと後悔しました。
しかし過去を遡ってみると、私が住んでいる自治体では7月10日にはワクチン供給見通し不明のため予約停止になっていたことが分かりました。
自衛隊の集団ワクチン接種が予約出来ました!
私が住んでいる自治体のワクチン接種が予約出来ないことが分かりましたが、自衛隊がワクチン集団接種を実施していることを知り、大慌てで自衛隊のワクチン予約をしました。
自衛隊のワクチン接種の予約は指定された日時にインターネットで予約できるのですが、サイトにアクセスする人が多すぎて、あっという間に予約が埋まっていき、30分以内に予約受付終了となるような事態でした。デルタ株の感染爆発が起きているので、ワクチンを接種したい人が殺到していました。
それでもなんとか、第1回目のワクチン接種の予約をすることが出来ました。
自衛隊で1回目のワクチン接種
一昨日、自衛隊が実施するワクチン大規模接種会場で1回目のワクチンを接種して来ました。場所は東京の大手町。大手町に着くと、駅のあちこちに案内が掲示されていたので、とてもスムーズに接種会場に向かうことが出来ました。
会場に着いてすぐ建物の外で受付をし、受付から10分以内に接種完了!
会場に着くと、すぐに手指のアルコール消毒と検温があり、ワクチン接種のクーポン券を見せて受付をすると、赤や黄色、緑などの色の異なるファイルを渡されました。ファイルの色によって組が分けられ、一度も立ち止まることなく無心に歩き進み、受付から10分以内には目の前にお医者さんが注射器を持って座っていました。
説明を受けて、利き手と逆の腕にワクチンを打ってもらって、それから第2回目接種の予約をし、30分くらいアナフィラキシーが無いかの経過観察をして帰宅しました。
私が接種したのはモデルナ製のワクチン
今回、自衛隊が実施する大規模接種会場で私が接種したワクチンはモデルナ社製のワクチンです。近所のクリニックや自治体が実施している集団接種ではファイザー社製のワクチンが多く使われていて、自衛隊の集団接種や職域接種ではモデルナ社製のワクチンが使われているようです。
調べてみると、ファイザー社製のワクチンは-80度〜-60度で保存しなければならなかったり、接種する際には生理食塩水で希釈したワクチンを用いなければならなかったり、色々と制約が厳しいようです。日本が確保しているワクチンはファイザー製が9700万人分、モデルナ製が2500万人分、アストラゼネカが6000万人分なので、職域接種など大規模会場での接種には扱いやすいモデルナ社製のワクチンが使われているようです。
モデルナ社製ワクチン、私の第1回目接種の副反応
ワクチンを打った時はチクリとしましたが、そんなに痛くはありませんでした。打ってから約8時間後、37.7度の微熱が出ました。しかし、熱はすぐに下がりました。食欲はありましたが、頭痛がしました。
ワクチンを打った翌日が辛かったです。頭痛と肩こり、倦怠感があったので一日寝て過ごしました。食欲はまぁまぁあったので、ご飯は食べました。大好きなネットサーフィンをしていると目の奥が痛くなるので、結局寝て過ごしました。
ワクチンを打った翌々日の朝には体調は回復しており、朝から汗をかきながらベランダ掃除をしました。現在、難なくこのブログを書くことも出来ています。少々、腕を上に挙げると痛みを感じる以外は健康です。
モデルナアームになるのか?第2回目の接種(追記)
第1回目のワクチンを接種した4週間後、第2回目のワクチンを接種しに行きました。
ワクチンを接種した時から約12時間後から熱が出始めて、約20時間後に38.5度の熱が出ました。38.5度を超えて高熱でしんどくなったので、解熱剤を飲みました。解熱剤は成分がアセトアミノフェンの薬(タイレノール)とロキソプロフェンの薬(ロキソニン)を用意していたのですが、私より先に2回目のワクチンを接種していた夫がロキソニンの方が効いたと言っていたので、私はロキソニンを飲みました。
ロキソニンを飲んでから1時間くらいで効果が出て、36.7度まで熱は下がりました。その後も熱や肩こり、関節痛などがありましたが、ワクチンを接種した日の翌々日の朝には熱も関節痛も治まっていました。
幸い、モデルナアームになりませんでした。
新型コロナワクチンの多くがベルギーで生産されている!
mRNAワクチンについて調べている時に、ファイザーやアストラゼネカ、ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナワクチンがベルギーで生産されているという記事を読みました。
その記事によると、EUは2000年代に再生可能エネルギー、5G、そしてバイオテクノロジーを成長分野として定めて、GDPの3%を研究開発につぎ込む野心的な目標を掲げたようです。しかし、ベルギーは万年財政破綻状態だったので、研究開発に熱心な外国企業にどんどん投資してもらい、外国から優秀な人材に来てもらえるための税制優遇策を実施したようです。
2017年のJETRO(日本貿易振興機構)の記事も見つけました。この頃からベルギーはバイオテクノロジー関連のビジネスを育ててきていたのだなぁと思いました。
先日、ベルギーのブリュッセルの旅行記事を書いたばかりなので、新型コロナのワクチンがベルギーで製造されて日本に輸入されているということに反応しました。ベルギーは小国ですが、歴史の中でもイギリスの次に産業革命を達成した国なので、ベルギーはイノベーションを受け入れて成長するのが上手な国なんだなと思いました。地理的にも政治的にもヨーロッパの中心にある国なので、世界に対して影響力がある国なんだと再確認しました。
EUは2000年頃から再生可能エネルギーの利用を確実に増やしているし、2020年にmRNAワクチンの実用化も達成させていて、20年間に投資したことが確実に現在の成長に繋がっているということがよく分かりました。
まとめ
2020年に新型コロナウィルス感染症が世界的に流行しだしてから、世界中で日々ウィルスと戦う日々が続いています。
2020年12月に世界初新型コロナワクチンをイギリス人の女性が接種をしてから、2021年7月31日時点で40億回のワクチンが接種されたようです。
アメリカやイギリスなどの先進国はワクチンを開発して世界にワクチンを流通させ、世界中の多くの人々を新型コロナウィルス感染症から守ろうとしてきたのだと、過去のニュースから読み取ることが出来ました。
しかし、敵の新型コロナウィルスも変異を繰り返しています。ワクチンの効果は半年後に減少するというニュースを最近よく目にします。これから何度もワクチンを打たなければならないのか、ウィルスとの戦い方は本当にこれが正しいのかと、疑問は残ります。
早く安心してどこにでも旅行に行けて、会いたい人に会える世の中になると良いですね。
読んでくださり有難うございました。