知的障害のある我が子が自転車に乗れるようになったことと、安全について

我が子は知的障害があり、現在特別支援学校に通っています。その我が子は6歳の時(当時は知的中度)に補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。そのことと安全について綴らせていただきます。

(※先に申し上げますが、自転車に乗る人と周りの方の安全が第一です。自転車に乗る場合は自転車保険の加入が義務となっている自治体が増えています。)

6歳で補助輪なしで自転車に乗れるようになりました

「いきなり自転車」との出会い

我が子は2歳の時からPeople社の12インチの「いきなり自転車」に乗っていました。2歳のお誕生日に三輪車の代わりにプレゼントしました。三輪車より大きいし漕ぐのに必要な足の強さや向きが三輪車とは異なるので、三輪車の代わりになったかというとなっていない気もします。しかし、三輪車は幼稚園でも遊ぶことが出来たので、舵がある「いきなり自転車」を買ってあげたことは良かったと思います。

我が子を「いきなり自転車」に乗せてもしばらくは乗っているだけでした。しかし、背中をまっすぐ伸ばして座っていたので、体幹は鍛えられたと思います。舵付きなので、子どもを乗せて舵を押して移動することが出来て、親は楽でとても便利でした

我が子は5歳くらいから「いきなり自転車」のペダルをこげるようになってきました。ペダルをこぐのは初めは難しそうでした。三輪車もそうですが、ペダルをこぐのには脚の力が要りますね。足を交互に回すのも体がコツを掴むまで時間を要しました。ハンドルも動かさないといけないし、ブレーキの練習も必要です。三輪車や自転車をこぐ練習は全身の感覚への刺激になり、筋力もつくので、とても良いものだと思います。

ストライダーとの出会い

我が子は4歳の時にストライダーにも乗り始めました。ストライダーは割とすぐに乗れるようになりました。足で地面を蹴って進んでいるうちに、バランス感覚も身についたと思います

6歳になり、補助輪を外してみました

「いきなり自転車」は6歳まで乗れるので、6歳の頃にも乗っていました。2歳から乗ってきた「いきなり自転車」は6歳の体にはだいぶ小さく感じました。でも車体が小さいので子どもには扱いやすかったと思います。

ストライダーでバランス感覚が身についてきたので、6歳になった頃に補助輪を外してみました。親が後ろの舵を持った状態で、週末に時々近所の公園の遊歩道で自転車に乗せました。乗っているうちに、段々とペダルをこいでもふらつかなくなってきて、バランスが上手く取れるようになりました。2m、3m、5mとこげるようになって行き、6歳の終わり頃にはしっかりバランスをとって自転車に乗れるようになっていました。

我が子も新しいことが出来るようなったという喜びを感じていたと思います。とても満足そうに乗っていました。私も自転車に乗る我が子の背中を頼もしく感じ、我が子の成長を嬉しく思いました。

18インチ(100cm〜130cm用)

2歳から乗っている「いきなり自転車」は小さくなったので、7歳のお誕生日に同じPeopleの18インチの自転車を買ってあげました。この自転車の後ろには「ママキャッチハンドル」という親が後ろから持つことが出来るハンドルが着いていたため、子どもの運転を後ろから制御したりサポートすることが出来ました。まだ車輪も小さいし、後ろから親がハンドルを持って歩いているため、速度も出すぎることはなく安全に乗ることが出来ました。

ピープルのケッターサイクルは、ペダルを取り付けることでストライダーとしても自転車としても使えるようです。

安心・安全に自転車に乗るための我が家の対策

親が必ず横に着く

最近は週末は運動不足解消と体力増進のため、歩いて散歩に出かけることがほとんどです。我が子を自転車に乗せるのは年に3回くらい、近所の公園で10分程度、何もすることが無い時にアクティビティとして乗せてあげる時もあります。

我が子は私の横をゆっくりと自転車をこいでくれるので、私はやや早歩きくらいで我が子の背中に手を添えながら歩いています。まだ車輪も小さいため速度も出ないので一緒に歩いてサポートすることが出来ます。

しかし、我が子が大きくなってより大きな自転車に乗るようになったら私が横に着いて歩けなくなるかもしれないので、その時は自転車に乗せてあげられないと思っています。大きくなると多くの人にとって自転車はアクティビティではなく移動手段なのだと思います。私は高校生から公共機関で移動するようになったので、高校生以降からママになってママチャリを買うまではずっと自転車に乗っていませんでした。

保険に入る

冒頭にもお伝えしておりますが、私が住んでいる自治体では条例で個人賠償責任保険に加入することが義務付けられているので、個人賠償責任保険(我が家はコープ共済)に入っています。また、子どもも医療保険に加入しております。万が一の事故に備えて、子どもを自転車に乗せる際には絶対に個人賠償責任保険や医療保険の加入の検討が必要だと思います。

みどり
コープ共済の子どもの医療保険「たすけあいジュニアコース」は30歳まで加入できるのでお得で安心だと思います。コープ共済の個人賠償責任保険は「たすけあいジュニアコース」などに付帯して加入することが出来ます。我が家は保険を見直した時に家族全員、コープ共済に加入しました。月掛金や保障内容、割戻金を比べてみるとコープ共済がお得でした。

歩いてお出かけをして、交通ルールを教える

先日、学校でも交通安全教室を実施してくださいました。私も毎日、通学の途中に信号が一か所あるので、横断歩道を渡る際に信号と左右をよく確認して渡ることを子どもに教えています。

今朝、通学の際に我が子の一歩後ろを歩いて様子を観ていたら、我が子は横断歩道の前で止まりました。私が「赤信号は?」と言ったら「とまれっ」と言ってくれたので、少し交通ルールが分かってきているかなと思いました。

今のところ、公道で我が子の手を離して歩くことは考えられません。学校でも手を繋いでみんなで一緒に歩く歩行訓練をしています。また、以前、特別支援学校高等部卒業後に障害のある方々が通所するB型就労支援施設を見学させていただいた際にも、通所されている方々がグループで並んで歩いて公園に向かい、公園の清掃活動をされていました。みんなで一緒に歩けることが将来の生活に繋がることだと思うので、今後も休日には家族で手を繋いでお散歩やお出かけに沢山行こうと思います。

みどり
歩いて出かけると交通ルールも教えてあげられるので、今の我が家にとっては公園で自転車に乗ることより歩いてお出かけすることの方が我が子の将来の為になるようです。

まとめ

我が子は「いきなり自転車」やスクーターの練習をすることで、6歳で補助輪なしで自転車に乗れるようになりました。バランス感覚や脚力が育ち、自転車は子どもにとってとても良い遊びであると思います。

しかし、現在重度の知的障害がある我が子が移動手段として自転車に乗ることは出来ないと思いました。自分の身の安全と周りの方の安全を守ることが第一だと思っています。

ブログを読んでくださった方にも、お子さまを自転車に乗せる際の安全確保をお願いいたします。

読んでくださり有難うございました。

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