子連れ旅行、雪景色のノイシュバンシュタイン城とインスブルックとドロミティ山塊への旅について

今回は、4月上旬にドイツのノイシュバンシュタイン城とオーストリアのインスブルック、イタリアのドロミティに子連れ旅行した旅について綴らせていただきます。

みどり
ドイツとオーストリアの歴史については「ハプスブルク帝国の歴史とハプスブルク展に行った感想について」の記事に記載させていただいております。宜しければご覧ください。

飛行機でドイツのミュンヘンに行き、車を借りました

以前、オーストリアのザルツブルクに行った時、オーストリアは治安も良いしのんびりした旅が出来ると感じました。ヨーロッパの大きな街に出かけると、子どもの様子も見守らないといけないし、スリに荷物を取られないように荷物を見守ったりと結構神経を使います。そのため、その年のイースターは田舎の小さな町でゆっくり過ごせるように、オーストリアのチロル地方に行くことにしました。

チロル地方の州都のインスブルックへはドイツのミュンヘンまで飛行機で行って、空港で車をレンタカーして、車でインスブルックに行きました。なお、ミュンヘンから鉄道でインスブルックに行く場合は、EC(ユーロシティ、鉄道)で約1時間50分かかります。

飛行機搭乗への備え

幼児期、そして自閉症や知的障害の子どもを飛行機に乗せるのは、機内で静かに過ごせるのかが心配ですよね。子どももそれぞれの個性があるので難しいのですが、我が家の場合は子どもが小さい頃は以下のように備えて搭乗していまいした。

  • 子どもの生活リズムに合わせられる時間に飛行機に乗れるように予約をする
  • チケットカウンターであらかじめ子どもの年齢や障害についてなど相談してみる
  • 子どもの着替えやおむつなどのセットがすぐに取り出せるように準備しておく
  • 耳抜きが出来るように、飲み物を用意しておく
  • おやつ、おにぎりなどの軽食を持ち込む
  • 子どもが好きな動画を見たり、お絵描きアプリなどで遊べるようにタブレットを持って行く
  • 荷物はバックパックに入れて、親の両手が空くようにする。荷物は最小限になるように服の枚数を整理する。
  • バックパックは機内に持ち込める大きさにする。機内持ち込みが出来ると、飛行機から降りてからスムーズに移動できます。

ミュンヘンからドイツのノイシュバンシュタイン城へ

ミュンヘンで車を借りたら、まずドイツののノイシュバンシュタイン城に向かいました。ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城へは車で約1時間40分(118㎞)で着きました。

ノイシュバンシュタイン城はバイエルン国王のルートヴィヒ世が1869年から17年の歳月と巨額の費用を費やして建てた白亜のお城です。ルートヴィヒ2世はお城とワーグナーをこよなく愛した国王で、破滅的浪費をしたそうです。ノイシュバンシュタイン城はシンデレラ城のモデルになったと言われています

森の中にノイシュバンシュタイン城がありました。
雪解けの季節でしたが、まだまだ冬の景色でした。山の上のお城を目指して歩いて登りました。
山の下から眺めたところです。ノイシュバンシュタイン城の中も見学することが出来ませすが、お城の外観だけ観て帰りました。

オーストリアのインスブルックへ

ノイシュバンシュタイン城を見てから、車でオーストリアのインスブルックに向かいました。ノイシュバンシュタイン城からインスブルックへは車で約1時間40分(114㎞)で着きました。

車で移動中の景色です。段々とアルプスの山の景色が見えてきました。
インスブルックに着きました。町の大きな通りはマリア・テレジア通りです。インスブルックは1964年と1976年の冬季オリンピックの開催地でした。4月はまだ冬だったこともあって、とても静かで人通りが少なかったです。
旧市街の中にある「黄金の小屋根」という観光地です。マクシミリアン1世が2度目の結婚記念として1494年〜1496年に催し物見物用に造らせたテラスで、屋根には金箔が貼られていて黄金に輝いていました。

インスブルックの近くのヴァッテンスに滞在

インスブルックから車で約20分(18㎞)のところにあるヴァッテンスで家の一部を借りて3泊滞在しました。借りた部屋は2世帯住宅だったそうで、1階部分は祖父母が使っていた部屋だと家主さんがおっしゃっていました。家主さんは2階と3階に住んでいて、とても親切で優しくて思慮深くて素敵な方でした。

インスブルックに住む普通の人々の生活を体験することが出来ました。綺麗好きな国民性だと感じました。
ゴミの分別の仕方も丁寧に説明した紙が貼ってあって、燃えるものと生ごみとプラスチックごみをしっかりと分別していました。キッチンとお風呂もあって、快適に生活することが出来ました。
1階の窓からは庭に出ることが出きました。子どももとても喜んで庭で遊んでいました。すごくリラックスした気分で滞在することが出来ました。私はそういう時間を望んでいたので、すごく良かったです。
ヴァッテンスにあるスワロフスキークリスタルワールドの入り口です。館内には世界一大きなクリスタルなどが展示されていて、不思議な空間演出なども観たかったのですが、その時は休館していたので観ることが出来ませんでした。顔のような入口が斬新でした。
借りたお部屋の近くに大きな公園がありました。アルプスの山を眺めながら遊べて、子どももとても楽しそうでした。
とても静かな小さな村で、小さな教会が立っていました。
村の教会の中。とても可愛い教会でした。
教会の前の小さなカフェでザッハトルテを食べました。海外生活の疲れが癒されました。

イタリアのドロミティへ

ヴァッテンス滞在中に車でイタリアのドロミティ山塊を観に行きました。ドロミティ山塊にあるサッソポルドイ展望台までは車で約2時間(145㎞)で行くことが出来ます。(我が家は高速道路の出口を見過ごしてしまって、同じところ50㎞戻ったり、行ったり来たりして走りました。高速道路は車が少なかったのですが、緊張しました。私はナビをずっと見ていました。)

ドイツからオーストリア、イタリアを国境を越えて車で走りました。
山塊が見えて来ました。巨大な岩が目の前に聳え立っていました。
サッソポルドイ展望台に着きました。背後に岩山が見えています。しかし、冬景色だから・・・。
ロープウェイに乗りました。雪しか見えませんでした。
標高2950m。サッソポルドイ展望台です。頂上の山小屋のお店で温かいスープをいただきました。夏山の美しい景色の写真のポストカードを記念に買って帰りました。
展望台からの景色です。雪で目の前が真っ白で何も見えませんでした。
車を走っている途中に綺麗な湖が見えたので、車を停めて歩きました。
子どもと雪遊びをしました。冷たい雪の感触を楽しみました。

まとめ

ドイツのミュンヘンからノイシュバンシュタイン城、オーストリアのインスブルックとヴァッテンス、イタリアのドロミティを車で走って旅をしました。国境を簡単に越えることが出来るのが面白かったです。

4月のチロル地方は冬から春になる途中という感じでドロミティ山塊でも雪しか見ることが出来ませんでしたが、子どもも雪と触れ合ったりして、心揺さぶられる体験が出来たと思います。静かな小さな村で家族でのんびりと過ごすことが出来て、とてもリラックスすることが出来ました。この旅行では我が子が笑いながら歩いたり遊んでいる写真が沢山残っています。

ヴァッテンスの家々のお庭の木々にイースターエッグが飾ってあったのが印象に残っています。雪国だと余計に春の訪れとイースターが待ち遠しく感じるのでしょうね。

チロル地方の旅の魅力が上手くお伝えできていたら嬉しいです。

読んでくださり有難うございました。

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