自閉症の我が子の食べ過ぎを防ぎたい!

現在、特別支援学校小学部の高学年の我が子は好きなものを食べ過ぎてしまいます。特に甘いものが大好きです。甘いものの影響と食べ過ぎ防止のための我が家の対策について綴らせていただきます。

食べ過ぎてしまう我が子の様子について

カルシウムサプリ1か月分以上、一気に食べた事件発生

普段大人しい我が子なのですが、好きな食べものに対しては目の色が変わったように積極的になってしまいます。その好きなものも偏食の我が子らしく食べ慣れたものしか食べません。例えば、普段あまり食べないケーキは全然食べたがりません。アイスクリームも食べようとしません。

しかし、大好きなお団子やヨーグルト、おせんべい、グミ、それから調味料としているメープルシロップなど本人が気に入っているものがあると、ある分だけ食べたくなってしまいます

ある週末の朝、私が7時半頃起きてリビングに行くと、我が子は甘い味のするチュアブルタイプのカルシウムサプリを袋の半分くらいポリポリと食べてしまっていました。そのサプリの袋には3か月分のカルシウムサプリが入っていたので、1か月分以上食べたと思います。私は相当焦りました。手が届かない一番高い棚の奥に入れていたのに、椅子を自分で棚の前に運んで、椅子に立ってサプリを棚から見つけ出して食べていました。幸い、次の日に白い便をして、その後身体への影響は見られませんでした。

その後もちょっと目を離した隙に冷蔵庫に入れておいたメープルシロップを飲んでいたり、調味料のハーブソルトを食べていたり、何度もヒヤヒヤさせられてきました。

そこに欲しいものがある限り

棚におせんべいがある限り、冷蔵庫にヨーグルトが入っている限り、どうしても欲しくなってしまいます。棚の前に椅子を運んで椅子に乗って取ろうとしたり、冷蔵庫を何度も開けてしまったり。私が「がまん」と言うとその時はなんとか我慢するのですが、しばらくするとまた棚や冷蔵庫を気にしてしまいます。

甘いものの何が問題なのか

結局、我が家では家に甘いものがあると我が子が欲しくなってしまうし、私も我が子の食べ過ぎを防ぐのが大変なので、もうお菓子の買い置きするのをやめました。メープルシロップはビニール袋に入れてギュッと結んで開けられなくして保管しています。ヨーグルトは朝みんなで食べる分しか買いません。ハーブソルトも高い棚のさらに奥に隠しました。(ハーブソルトはそこまで熱心に食べたがらないのでとりあえず大丈夫です。)

子どもが学校から早く帰ってくる日や休日だけ、お菓子を買いに行っています。

昨日は休日だったのでお菓子を買いに行きました。私も甘いクリームが入ったフルーツサンドを食べて、我が子は大好きなお団子を食べました。休日疲れもあったと思うのですが、今振り返ってみると私も我が子もイライラしがちでした。

甘いものの問題点①イライラしてしまう

ビタミンB群不足で疲れやすくなる

糖質の体内分解には、ビタミンB1やB2パントテン酸が必要になります。ビタミンB群が不足すると、燃焼が不完全となって乳酸やピルビン酸が生じ、血液が酸性化されるなどの障害が生じます。そのため、疲れやすくなってしまいます。

血糖値の急上昇と急降下

さらに、甘いものを沢山食べると血糖値が一気に上昇していまいます。すると、血糖値を下げようとインスリンが大量に分泌され、今度は低血糖状態になります。そうなるとさらに糖質が欲しくなってしまって、イライラしてしまうという悪循環に陥ってしまいます。

脳からドーパミンが分泌される

また、糖質を摂取すると脳からドーパミンなどの神経伝達物質が分泌されます。このドーパミンによる快楽もまた、甘いものをさらに欲してイライラしてしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。

甘いものの問題点②肥満

過剰に摂取した甘いものは、運動不足などによって体内に脂肪となって蓄積されてしまうと肥満になってしまいます。肥満を放置すると心臓に負担がかかりやすくなり、その結果、運動能力が低下してしまします。また、肥満が原因となって脂質異常症高インスリン血症糖尿病、脂肪肝による肝機能障害などが生じる場合もあります。

肥満であるかを調べる指標として、BMIが用いられています。BMI≧25㎏/m²であれば肥満です。
BMI=体重(kg)÷身長(m)² 

知的障害児・者の肥満率は同世代の平均値より高いらしいので注意が必要です。(食べ過ぎのコントロールが自分でなかなか出来ない我が子を見ていると、肥満率が高いのも頷けます。)

我が家の甘いものの食べ過ぎ対策

家にお菓子を買い置きしない

前述しましたが、我が家はお菓子を買い置きするのをやめました。我が子は放課後等デイサービスを利用している日もあるので、その日にはデイサービスでおやつをいただいています。家にいると甘えも出てしまって「もっと食べたい」という行動に移ってしまいますが、お友達と一緒に過ごしている時には自分の分だけ食べて、我慢しているようです。放課後等デイサービスが無い日には学校から帰る前に私が買いに行って、家で我が子と一緒におやつを食べています。1人1つ食べたらおしまいになる量でお菓子を買っています。

甘いものを買う時には量に気を付ける、焼き鳥やチーズもおやつにいいかも!

昨日は私、ついフルーツサンドを多く食べ過ぎてしまいました。また、我が子にも大好きなみたらし団子を2本買ってあげてしまいました。その後なんとなく二人ともイライラしていました。(甘いものだけがイライラの原因ではないと思いますが)理論的には甘いものを摂りすぎるとイライラしてしまうので、今後は甘いもののカロリーを調べて量を考えてから買おうと思います。

あと、我が家は焼き鳥が好きです。みたらし団子を買うなら、焼き鳥の方がいいのかもしれないと思いました。レバーも好きで、レバーならビタミンAやB、鉄分、亜鉛などが含まれ栄養豊富です。

チーズもビタミンやミネラルが豊富でタンパク質も摂れて、さらにお口の中をアルカリ性にしてくれるので虫歯にもなりにくくて良いですね!

砂糖をやめて、ハチミツやメープルシロップを調味料として使う

ハチミツ

ハチミツにはビタミンB1やビタミンB2やナイアシン、葉酸などのビタミン群が含まれています。さらにカルシウムやマグネシウム、カリウム、鉄などのミネラルも含まれております。

糖質を消化するのに必要になるビタミンB群、脳神経の興奮を抑えるカルシウム、そして塩分を摂り過ぎた時に尿として排出してくれるカリウムも含まれているので、ハチミツは健康に良い甘味料です。また、はちみつのカロリーは上白糖のカロリーより20%強カロリー控え目なので、肥満予防にもなります。

メープルシロップ

メープルシロップには糖代謝に必要なビタミンB1や抗酸化作用のあるビタミンB2がはちみつよりも多く含まれています。カリウムカルシウムもハチミツよりも圧倒的に多く含まれているので、メープルシロップはハチミツよりもさらに体に良いようです。

また、2019年に近畿大学によって発表された研究結果によると、メープルシロップに含まれているメープルビオースというオリゴ糖は砂糖の主成分であるショ糖の分解酵素であるスクラーゼの阻害活性が強く、ショ糖の分解を抑えることで血糖値上昇を抑える効果があるそうです

さらに、メープルシロップは脳にも良いようです。2016年にアメリカ化学会の年次会合におけるシンポジウムにおいて発表された研究結果によると、メープルシロップの抽出物は神経を保護する効果があるそうで、アルツハイマー病や他の脳細胞機能の減少を抑制する効果があることが示されたそうです。
(我が子が飲もうとするのも脳に良いのを実感しているからでしょうか…それにしてもメープルシロップは高い…汗)

まとめ

甘いものを摂りすぎるとビタミンB1が不足してイライラしたり疲れやすくなってしまいます。

週末になるとつい自分にも子どもにも甘くなってしまい、そして甘いものを食べたい欲求が高まって、ついついお団子やケーキなどを買ってしまいます。

しかし、食べ過ぎるとやっぱり疲れやすくなり、イライラして家庭内がピリピリした週末を過ごすことになったり、最悪体調を崩してしまうことが多いなと感じます。

家族で穏やかで平和な週末を過ごしたいので、次の週末には食べたい勢いで甘いものを買うのはやめようと思いました。

読んでくださり有難うございました。

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