発達検査を受けてきました

本日は学校を休んで久しぶりに発達検査を受けて来ました。我が子は生まれてから3回引っ越しをしていて、本日発達検査を受けた場所は我が子が0歳から2歳まで住んでいた家の近くにあります。我が子と二人、昔住んでいた家の周りの公園を散歩して、懐かしい気持ちになりました。昔を思い出しながら、発達検査の感想を綴らせていただきます。

初めて発達検査を受けた頃

初めて発達検査を受けたのは1歳8か月の頃です。1歳半検診で発達の遅れを指摘され、自治体に子育て相談をし、発達検査を受けました。

結果は全領域で発達指数(DQ)が73と記載されています。詳しく見てみると、姿勢・運動領域がDQ88、認知・適応領域がDQ75、言語・社会領域がDQ51となっています。やっぱり言語領域がこの頃から低かったようです。

頑張って療育すれば言語領域ももっと上がるのではないかと思っていました。色々な経験をさせてあげたら運動領域も上がると思っていました。努力すれば健常域に追いつけるのではないかと焦っていました。

この頃は育児が本当に辛かったです。住んでいた町にもあまり良い思い出がなかったくらいです。他の子と比べて焦ったり落ち込んだりして、なんとなく鬱々として毎日が楽しくなかったです。

10歳になった我が子の発達検査

本日、久しぶりに2歳まで住んだ町に行って発達検査を受けてきました。結果はまだ出ていないのですが、多分また少し下がってしまったようで、重度(DQ21〜35)には変わりませんでした。

しかし、3年前に受けた時よりさらに成長していました。まず、挨拶を促すと職員の方に「こんにちは」と言って挨拶して、スムーズに検査に向かいました。そこからは私は見ていなかったのですが、絵カードを見せられると物の名前を正確にいくつも答えたそうです。「お耳どこ?」などの指示にも全部答えられたそうです。これまでは最後の検査まで出来なかったのですが、指示通り一通りの検査が出来たそうです。指差しも出来なくて、言葉もなくて、絵カードも一枚も答えられなくて、検査の間座っていられなかった我が子が最後まで検査を受けられるようになったことが私はとても嬉しかったです。

私と職員の方が面談して家庭での様子について話をしている間も、ずっと静かにニコニコして座っていてくれました。時々マスクを外した時に「マスクを着けてね」と声をかけるとすぐにマスクを着けてくれました。

発達指数が下がっていたとしても、我が子の成長は私の目には明らかです。職員の方もしっかり検査を受けて、落ち着いて座ってくれている我が子の様子を沢山褒めてくださって、我が子はとても嬉しそうに照れていました。

我が子と2歳まで住んだ懐かしい町を歩きました

二人で発達検査のため、電車に乗って昔住んでいた懐かしい町に行きました。我が子は改札で自分のICカードをタッチして改札を通り、電車で静かに座っていました。歩く時には私の腕を優しく組んでくれました。

2歳まで住んだ町を2人で歩きました。こんなにいい町だったかな?と感じました。私の住んでいた古いマンションは建て替えられていました。懐かしい公園の滑り台を見つけた我が子は10歳になった体で滑っていました。

ベビーカーに乗せて毎日通った公園に2人で行きました。階段が難所だったのに、今ではすたすたと歩いて登ってくれました。連れていくだけで大変だったのを思い出しました。公園が狭く感じました。

古かった遊具は新しい遊具に変わっていましたが、私と我が子が2人で座っていたブランコは変わっていませんでした。思い出のブランコです。

昔、ブランコに座りながら私はいつも「いないいないばぁ」で流れていた「カエデの木のうた」を歌ってあげていました。同じ歌を今日も歌いました。大きくなった我が子がブランコに乗って、我が子の背中を押しながら歌っていたら、涙が出そうになりました。

とても良い町でした。住んでいた時は辛かったのに、とても素敵な公園があって良い町だったのだと気づきました。

まとめ

先日、我が子が0歳の頃のアルバムを1人で開いて見ていました。「赤ちゃんの時だよ」と説明しながら一緒にアルバムを見ていたら、我が子はとても嬉しそうに微笑んでくれました。2人で座ってアルバムを見て昔を振り返り、とても良い1/2成人式が出来ました。

今の私は発達検査の結果に落ち込んだり焦ったりしなくなりました。発達検査の数値に現れなくても、我が子の今の成長をとても誇らしく思っています。私の望む我が子の理想は、このまま素直で笑顔が多くて、みんなに愛される人に育ってくれることです。今のペースで毎日を積み重ねて、身辺自立や本人が出来る社会参加に向けてこれからも取り組んでいきたいと思っています。

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