自閉症の我が子の乳児期と幼児期前期の頃の様子について

新生児期、乳児期

生まれた日、新生児期

「ンギャア、ンギャア、ンギャア・・・」
待望の我が子が3,112g、48㎝の大きさで生まれて来てくれました。生まれてすぐから母乳を飲み始め、5日目には生まれた時の体重より少し大きくなって、母子ともに元気に退院しました。

新生児の頃は特に問題は無く、私も日々の育児に奮闘しました。生まれてひと月経った頃の1か月健康診査では、身長体重共に無事に大きくなっていて、母子手帳に「順調です」と先生に書いていただきました。

3か月検診の頃

新生児の頃からあっという間に3か月が経ち、体重も6,400gを超え、すくすくと育っていました。ニコニコと笑顔も出てきて、とても可愛い赤ちゃんでした。

ある日、3か月健康診査に連れて行くと、首が座ったかどうかの検査がありました。この頃、なんとなく我が子は体が柔らかいなぁと感じてはいたのですが、首すわりについて先生から「経過観察」と書かれて少し心配になりました。しかし、その後3週間した頃にはしっかりと持ち上げられるようになり、一月後の再診査では「大丈夫」と言っていただき、ほっと安心しました。

6か月検診の頃

6か月検診の頃には体重が7,300gを超え、可愛い盛りの赤ちゃんでした。一人でお座りも出来るようになってきて、四つ這いの状態から一生懸命前に手を出そうとしていました。「いないいないばぁ」とあやすとケタケタと笑っていました。6か月の終わり頃にはハイハイをして前に進めるようになりました。

9か月検診の頃

9か月検診の頃には体重が8,300gを超えて、ハイハイも日に日に早くなっており、家の中を縦横無尽に動き回っていました。9か月の終わり頃にはつかまり立ちができるようになっていました。この頃、私は我が子が離乳食をすごく嫌がって食べなくて、離乳食が順調に進まないことに悩んでいました。

幼児期前期(1歳〜3歳まで)

1歳の頃

1歳のお誕生日を迎えました。その頃には体重9.3㎏となり、体は順調に育っていました。この頃、お友達の赤ちゃんと遊んだりした時に私は「おとなしい子だなぁ」と感じていました。なんとなく、私に対しても反応が薄くて、家の中はシーンと静まり返っているくらいに静かでした。「パパ」「ママ」「いないいない」の言葉はおうむ返しで言えるようになってきてはいました。1歳2か月で授乳をやめたので段々と離乳食を食べるようになってきましたが、食べることに消極的で食べるものが限られていたので、離乳食を食べさせるのが大変でした。

1歳6か月検診の頃(自閉症かな?と思い始めた頃)

1歳6か月検診の日、我が子はまだ一人で立って歩くことが出来ていませんでした。1歳3か月頃から、しっかり足で踏ん張って立って一人で歩けないことを、私はとても悩んでいました。毎日毎日公園や児童館に連れて行ったり、水遊びをしたり、刺激を与えようと懸命に子育てをしていました。幸い、1歳6か月の終わり頃には無事に歩いてくれました。祖父母の家に遊びに行っていた時についに前に足を出して、歩き出しました。私も祖父母も待ちに待ったこの日をとても喜びました。

言葉も遅れが顕著になっていました。指差しをしないことや、物に名前があるという概念が分かっていない様子に焦っていました

自閉症の子どもによく見られる「逆さバイバイ」や物を取ってほしい時に私の腕をつかんで取ろうとする「クレーン現象」をよくしていました。この頃には私も「自閉症ではないか?」と心配するようになり、インターネットや本でよく調べるようになっていました。

自治体の発達相談にも相談して、相談しては心配して涙が出てしまうような感じで育児をしていました。1歳8か月の頃には発達検査をしていただきました。その時受けた新版K式の発達検査の結果には、全領域で「IQ73(1歳2か月相当)」という結果が出ており、「コミュニケーション面では0歳代の発達となり落ち込みが目立つ」と書いてあります。

2歳からの育児

発達検査で発達の遅れを認識してからは、なんとか発達を促そうと自分で出来る療育を調べてやってみたり、公園や子育てサークルに連れて行ったり、毎日懸命に育児をしました。自治体の子育て相談に行って保育士さんに相談したことも、私の心の支えになりました。また、子どもの心理が専門の大学の心理士さんに相談して、療育についてのアドバイスもいただきました。その時のアドバイスで役に立ったのは「“おしまい”の練習をした方がいいよ。”おしまい”が出来ると、幼稚園などに通ってから、遊びや気持ち切り替えがスムーズに出来るようになるから」という言葉です。

療育に通うと、体操をしたり、ボーリングなどのルールゲームをしたり、椅子に座って机に向かい、塗り絵をしたり、パズルをしたり、短い時間の間に次から次へと色々な遊びをします。その意味を考えると、それぞれの遊びをするための機能の訓練や人との関わり方を学んだりする他に、行動から行動へ移る際の気持ちの切り替えがあると思います。私は保育園や幼稚園で働いて来ましたが、確かに集団に入ると自由遊びや集団での取り組み、お弁当の時間…と行動の切り替えが必要になるので、その際に「まだ〇〇がしたいのに〜」と気持ちがスムーズに切り替えられなくて本人や周りが困っている場面をよく目にしました。それで、自分で家庭で出来る療育を調べました。30分、机に向かうことを目標にして、その時間の中で塗り絵をして”おしまい”、次は紐通しをして”おしまい”、粘土で遊んで”おしまい”、絵カードを見せて”おしまい”、というように、日によって内容は違うのですが、毎日その時間を作りました。それが功をなしているかは分からないのですが、我が子は切り替えの癇癪はあまりないです。もちろん、切り替えが出来るか出来ないかは本人の性格や年齢、認知機能などによるとは思いますが、日々の育児の中に”切り替え”を意識して積み重ねていくと、本人の行動の変化に繋がっていくのではないかと思います。

乳児期前期までの子育てを今振り返ってみると…

不安だった育児

久しぶりにアルバムや母子手帳を開いてみて、不安でいっぱいだったあの頃を思い出しました。一緒の月齢のお友達の赤ちゃんと我が子の発達の様子を比べて落ち込んだり、障害を持っているかもしれないという不安でいっぱいになって生きているのが辛いと感じたり、少しでも療育で発達を促して健常児に追いつけるようにと焦ったり、我が子から母に対しての愛着があまり感じられなくて寂しさを感じたり。不安でいっぱいだったなぁと思い返します。

障害受容してからの育児

その後オランダに行ったりして、環境が変わりました。我が子が3歳以降の頃には私も障害受容が出来ていたと思います。他の子どもと比べるということをすっかり止めてからは、我が子の様子だけを見て、我が子の純粋な笑顔が可愛いと思えるようになって、我が子のペースなりの成長を喜べるようになりました。アルバムを見ながら、あぁもっとスリスリスリスリして、可愛い可愛いと赤ちゃんの時期を楽しめたら良かったと感じます。幼児期後期の様子はまた次の記事に載せたいと思います。

読んでくださり有難うございました。

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