私は今年の3月末まで月20日、1日6時間(うち休憩15分)、公立幼稚園で働いていました。しかし、新型コロナウィルス感染症のため仕事を続けるのが難しくなってしまったので、3月末で退職しました。その後、離職票が届いてすぐの5月初めにハローワークに行きました。現在は失業手当をいただいていて、来月の4回目の認定日で失業認定は最後になります。今回は3月まで公立幼稚園で働いていたので、2020年4月から始まった自治体の非正規職員「会計年度任用職員」についてと、コロナ禍での失業認定と、障害児母の求職活動について、綴らせていただきます。
会計年度任用職員について
2017年、地方公務員法と地方自治法が改定され、2020年から「会計年度任用職員」の制度が導入されました。会計年度任用職員の特徴としては、次のものが挙げられます。
- 任期は1会計年度(1年間)、再任用される場合もある
- パートタイム、フルタイムは契約次第
- メリットとして、期末手当がある(年に3回ありました。)
- 年次有給休暇あり(私は年に10日)
会計年度任用職員として働いた感想
私は8時過ぎに子どもを特別支援学校のスクールバスに乗せてからすぐに職場に向かい、8時20分から14時35分まで勤務していました。月20日の勤務だったので、ほぼ毎日仕事に行きました。良かった点はパート職員でも期末手当が出たことです。ただ時給がすごく安かったので、期末手当込みで妥当な給料だと感じていました。
働いているうちに、正規公務員との給料の差が気になるようになり、なんだか虚しい気持ちを感じるようになりました。仕方のないことなのかもしれませんが、月20日一生懸命働いてもこの給料(手取り10万円ちょっと)なのかと思うと、虚しかったです。非正規労働者の悲哀です。毎日新聞のニュースによると、地方公務員のうち非正規職員は約69万人で約2割を占めているそうです(2020年4月現在)。会計年度任用職員の半数以上が年収200万円未満の任期1年であるようです。
私が更新を断った理由
任期は1年間でしたが、「次年度も続けて欲しい」と言っていただいていました。しかし、私は更新しませんでした。
我が子は知的障害があって特別支援学校に通っています。新型コロナウィルス感染症が流行する前の年は、夏休みなどの長期休暇中は平日木曜日以外の10時から17時まで放課後等デイサービスに我が子を預けることが出来たのでその間に仕事に行くことが出来ました。しかし、昨年新型コロナウィルス感染症が流行してからは13時半から17時までしか預けられなくなってしまいました。
昨年度は夫に在宅勤務をしてもらって子どもを見てもらったり、有給休暇や時間外勤務などで調整することによって夏休み等の長期休暇中も月20日勤務を維持することが出来ましたが、今年度は勤務管理が厳重になったので、有給休暇10日だけで1年間を調整するのは難しいと思い、更新しませんでした。
新型コロナ禍での失業認定について
私は任期1年間の有期契約だったため、失業給付の給付制限の期間がありませんでした。(雇用保険の手続きに関してはハローワークのWebサイトをご覧ください。)給付制限期間がある場合は2か月又は3か月間、失業給付の対象となりません。
就職準備講習会と雇用保険受給説明会は中止に
私が住んでいる地域の管轄のハローワークでは、通常は初めてハローワークに行って手続きをした後、また後日に就職準備講習会と雇用保険説明会があります。しかし、その頃は第3回目の緊急事態宣言が出されていたため、講習会は中止になっていました。その代わりに、インターネット環境がある方は厚生労働省が制作した動画を視聴するようにとハロワークからのご案内がありました。
初回認定日
初回認定日は6月にありました。その頃は緊急事態宣言が出ていなかったので、通常通り認定日にハローワークに行きました。初回認定日は求職活動を1回以上していることが失業給付の受給条件だったので、初回認定日までに1度最寄りのハローワークに行って、職業相談を1回しました。
2回目以降の認定日
初回認定日にハローワークに行った際に、『雇用保険失業認定日の特例措置について』という書類をいただいました。その書類には次のことが書かれていました。
- 次回の失業認定日から7日以内に、『雇用保険受給者資格者証』と『失業認定申告書』をハローワークに郵送することで失業認定が受けられる
- 求職活動実績の基準を適用せずに給付を行うことが出来る
そのため、2回目の認定日には『失業認定申告書』に「新型コロナウィルス感染防止のため」と理由を書いて、求職活動実績はゼロで、ハローワークに『雇用保険受給者資格証』と返信用封筒と一緒に郵送しました。
障害児の母の求職活動について
ハローワークでも相談してみましたが、障害児の母が外で仕事をするのは難しいなぁと思います。特に夏休みなどの長期休暇中が難しいです。新型コロナウィルス感染症が流行している間は、放課後等デイサービスにも預けにくいので、益々難しいです。
我が子の通っている特別支援学校でも新型コロナウィルス感染症にかかった方がいたので、この時期に働きに出ることも気が引けてしまいます。
在宅での仕事探し
昨年(2020年)、新型コロナウィルス感染症が流行し始めてから、在宅で働く道を考えるようになりました。具体的にはプログラミング(HTMLとCSS、JavaScript、PHP)とPhotoshopを本とProgateで勉強しました。(プログラミングの勉強についての記事もよろしければご覧ください。)
また、クラウドワークスやYahoo!副業を時々見てみたり、求人サイトで在宅でのお仕事を探してみています。また、現在介護福祉士実務者研修を受講しているので、時間の融通の利く訪問介護も検討してみています。
まとめ
新型コロナウィルス感染症の影響で、働き方が変わった人が沢山いると思います。
私は新型コロナウィルス感染症のせいで今まで通りにいかなくなり、現在失業していますが、この失業期間で得たこともあります。私は前から時間が出来たらやってみたいと思っていたブログを始めました。ブログをするにあたって、それまで使ったことがなかったWordpressの勉強をしたり、世界史の学び直しをしたり、福祉制度の勉強をしたりして、自分のインプットを増やすことが出来ました。また、介護福祉士実務者研修を受講したり、漫画『ヘルプマン』を読むことによって、自分や親の老後を考えたり、社会のことを考える機会を得ることが出来ました。
たかがパート、されどパート。やりがいのある仕事、自分が成長出来る仕事が見つかると良いなと思います。
読んでくださり有難うございました。