先日、もうすぐ42歳の私は人生初めてスマート脳ドックを受けてきました。今回はスマート脳ドックを受けた感想について記事にさせていただきます。
日本人の死因第4位、脳卒中とは?
脳卒中とはどんな病気?
脳卒中とは、脳の血管に起こる病気の総称で、脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、脳の毛細血管が破れる「脳出血」、脳動脈のコブが破れる「くも膜下出血」の3つを指します。
「脳梗塞」は脳卒中全体の約7割を占めており、加齢とともに発症しやすくなる病気です。「脳出血」は、脳卒中全体の約2割を占めており、主に高血圧によって引き起こされ、40〜50代の比較的若い人にも見られます。「くも膜下出血」は全体の約1割程度ですが、重症化しやすい病気です。
脳卒中は、日本人の死亡原因第4位です。
脳卒中を発症したらどんな治療をするの?
急性期病院へ入院
脳卒中を発症したら、まず急性期病院へ入院し、手術や投薬などの治療をします。入院期間は1カ月程度であることが多いです。
リハビリ病院へ移る
急性期病院での治療を受けて体調が安定したら、医師の判断で速やかにリハビリ病院へ移ります。
リハビリ病院では、日常生活を送りながら1日数時間のリハビリを集中的に行います。リハビリ病院は最大でも5〜6か月で退院となるため、以降は自宅に戻るか、介護施設等に入所してリハビリを続けていきます。
脳卒中が起こる原因は何?
脳卒中を引き起こす主な原因は、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの「生活習慣病」と言われています。
高血圧は最大の危険因子
生活習慣病の中でも特に脳卒中を引き起こす原因となるのが、高血圧です。
高血圧は、塩分量の多い食事や飲酒、喫煙などから引き起こされます。
高血圧は、常に血管に強い圧力がかかった状態で、その結果血管がもろくなり、破れやすくなります。さらに、「動脈硬化」を引き起こします。動脈硬化になると、高血圧によって傷ついた血管の内側にコレステロールが蓄積して厚くなり、血管が硬くなり、それによって血液の通り道が狭まり、血管が詰まりやすくなります。
糖尿病は主に脳梗塞の原因になる
糖尿病になると、血糖値が高い状態になり、血を固める血小板の働きが高まります。すると、血管の内側が傷つき、動脈硬化が進行し、脳梗塞を引き起こしやすくなります。
脂質異常症も脳梗塞の原因になる
血液中のLDL(悪玉)コレステロールが増えすぎると、HDL(善玉)コレステロールが減少し、コレステロールが血管の内側に蓄積し、動脈硬化が進行します。それにより脳梗塞を引き起こしやすくなります。
脳卒中になるリスクが高い人は?
脳卒中になるリスクが高い人は
- たばこを吸う人
- 毎日お酒をたくさん(1日に缶ビール500mlを2本以上)飲む人
- ストレスの多い人
- 慢性的に運動不足の人
- 食生活が乱れている人
- 睡眠時間が極端に少ない(6時間以下)人
- 昼夜逆転の生活が続いている人
- 脂っこい食べ物や塩辛い食べ物が好きな人
- 睡眠時無呼吸症候群と診断されている人
- 家族歴がある人
- メタボの人(おへそ周りが男性85㎝以上、女性90㎝以上でさらに高血圧or高血糖or高脂質のうち2つ以上当てはまる)
などが挙げられます。
脳卒中の前兆はあるのか?
脳梗塞では、一時的に「前ぶれ発作」が起こることがあります。前ぶれ発作の場合は、体に異変が起きてから数分〜数時間で元通りになります。前ぶれ発作の後、48時間以内は特に本格的な脳梗塞を起こしやすいので、前ぶれ発作があった場合にはすぐに医療機関を受診することが大切です。
脳卒中が起こりやすいタイミング
急激な血圧の上昇や脱水が引き金に
脳卒中は急激に血圧が上昇した時や脱水時に起こりやすいので、朝の起床時や夏の脱水時、冬の寒暖差がある時期、トイレでいきむ時、入浴時、怒った時などに起こりやすいです。
スマート脳ドックを初めて受けた感想
スマート脳ドックとは?
スマート脳ドックとは、頭部MRI / MRA / 頸部MRAによって、脳の状態を詳細に検査することで、発症している脳疾患の有無や、病気につながる脳の異常箇所を調べる検査です。
脳卒中や脳腫瘍などの病気や、脳血管のつまり(白質病変)や脳血管破裂のリスクとなるコブ(脳動脈瘤)などの異常を検知することが出来ます。
検査の費用は17,500円(税込19,250円)です。(2023年1月8日現在)
スマート脳ドックを受けた感想
スマート脳ドックのWebサイトで早速アクセスの良さそうなクリニックを予約し、予約した日時にクリニックを訪れました。
受付をするとすぐに検査着に着替え、すぐにMRI検査を受けることが出来ました。
「カンカンカン」という音はうるさかったのですが、目を閉じて大好きな「SEKAI NO OWARI」の歌を心の中で歌っていたらあっという間に終わりました。(検査時間は10分程度です)
※耳栓をして検査を受けることも出来るようです。
受付をしてから検査が終わるまでは30分くらいで、とても手軽に検査を受けることが出来ました。
検査を受けた日にスマホで脳のMRI画像が見られる!
検査を受けたその日に「撮影した画像を見てみませんか?」とスマート脳ドックからメールが届きました。
メールに記載されたアドレスにアクセスしてログインすると、自分の脳のMRI画像を見ることが出来ました。
約1週間後、医師による診断結果がメールで届く
検査から約1週間後、スマート脳ドックから「検査結果のお知らせ」のメールが届きました。メールに記載されたアドレスにアクセスしてログインすると、検査結果を閲覧することが出来ました。
まとめ
今回、初めてスマート脳ドックを利用してみました。スマート脳ドックは予約もスムーズで、検査当日も受付から検査を受けて帰るまで30分くらいで終わり、検査結果もスマホで見ることが出来て、とても便利でした。
40代や50代の比較的若い年齢層の方でも脳卒中になってしまうことがあるので、そのリスクが脳に潜んでいないかをスマート脳ドックで調べておくと、とても大きな安心材料になると思います。
脳卒中は高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を持っていると発症リスクが高まるので、毎年健康診断を受けて、その結果によって生活習慣を見直すことが大切だと思いました。
読んでくださり有難うございました。